【塗装工事】重ね塗りと下塗りはなぜ必要?

2023.02.15

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
四日市市のダイシン塗装です。

突然ですが、屋根・外壁の塗装工事ではどれくらいの面積を塗装するのかご存じでしょうか。

平均的な家の面積は30坪ほどですが、2階建て建物の外壁と屋根の面積を合わせると約273~342/m²の広さにのぼります。
およそテニスコート1面分よりやや広い面積を手作業で塗ることになりますが、1度切りではなく、3回塗り重ねるのが一般的です。
上記の数字を3回掛けるので、合計すると最低でもバスケットコート2面分の面積を塗らなければなりません。
なぜ手間をかけて何度も塗らないといけないのでしょうか。

今回は重ね塗りの重要性と、関連して下塗りについてご紹介したいと思います。

■塗装工事は重ね塗りが基本!

塗料は重ねて塗ることで、初めてその耐久性を発揮します。
そもそも、塗料自体が重ね塗りを前提とした設計になっており、1度の厚塗りなどではすぐに剥がれてしまうのです。
いくらグレードの高い塗料を塗ったとしても、複数回塗らなければ数年後に剥がれて無駄になることに……。
そのため、最低でも3回の重ね塗りが求められています。
3回よりも少ない2回に留めている場合は、手抜き工事が疑われるでしょう。

合計3回塗るのは先に紹介した通りですが、下塗り(1回目)と中塗り・上塗り(2~3回目)では別の塗料を使用します。
実は、すべて同じ塗料ではしっかりくっつきません。
中塗りと上塗りに使う上塗り材をそのまま塗るには密着性がなく、壁などが塗料を吸い込んでしまうので、最初に塗る下塗り材で整える必要があります。

■下塗り材について

外壁塗装で一番重要と言っても差し支えないのが、下塗りです。
下塗り材は上に塗る塗料に隠れてしまうので、白や透明な色をしていることが多いですが、サビ止めや吸い込み防止、細いひび割れ補修などさまざまな機能を持っています。

下塗り材は下地と上塗り材の間に塗ることによって、この二つをしっかりくっつけ、ムラなく表面をならす役割を果たします。最終的には隠れてしまう部分ではありますが、これなくしては塗装工事は成り立ちません。

この下塗り材にはシーラー、プライマー、フィラーなどの種類があります。
外壁の劣化具合や、外壁材によって使い分けがされているので、建物によって必要になる下塗り材は異なるでしょう。
たとえば、モルタル外壁にはひび割れを抑えるフィラーを使いますが、ほかの外壁には不向きで、塗膜が剥がれるリスクを持ちます。

塗装工事は技術面におけるクオリティも重要ですが、建物や上塗り材との相性がいい下塗り材を選び出すのも、仕上がりを左右する大きなポイントなのです。

■まとめ

塗装工事の重ね塗りは、塗料のもつ耐久性を十分に発揮するために必要とされており、なかでも下塗りはその根幹を担う重要な存在です。
外壁塗装を依頼する際は、見積り時に塗装の回数や下塗り材の種類などを確認するといいかもしれません。

ダイシン塗装は三重県四日市市にございます屋根・外壁塗装の施工店です。
どのようなお家もしっかりと10年先まで保てるよう、丁寧な塗装を行っております。
ご検討中でしたら、まずはお見積りをいたしますので、お気軽にご相談ください。

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